なぜ靖国神社に参拝するのか?

歴史

毎年8月15日の終戦日を迎えるとニュースで政治家の誰々が靖国神社に参拝したとよく報じられます。では、なぜ靖国神社に参拝するのかと言うと、多くの日本人はその意味を知らないと思います。少なくとも義務教育で学ぶことはないでしょう。筆者も恥ずかしながらだいぶ大人になってから歴史を学び知りました。

靖國神社は「国事に依って戦没した人の霊を祀る」神社だから参拝する、という単純な話で終わりではありません。筆者も若い頃は外交的に中国、朝鮮から批判されるからわざわざ政治家が靖国神社で参拝せずともよいのではと思っていました。義務教育だけの知識ではそう言う考えになりそうな気がします。知識の量で考え方は変わるものです。事実を知っていれば、全政治家が参拝しないといけないと筆者は思います。

義務教育では足りない歴史

筆者が日本史を習ったのは中学だった30-40年も前ですが、授業では近代史にさしかかると駆け足で授業が進んだ記憶があります。授業時間の問題もあったのでしょうが、敗戦についてあまり踏み込んだことは言いたくないという点もあったかもしれませんし、テストであまり出ることがないという点もあったと思います。最近の教科書「もういちど読む山川日本史(山川出版社)」を見ても、苦い経験だからかもしれませんが近代史に関してはさらっとしたことしか書かれていません。

一方で、教科書には書けない歴史もあるということを知っておいてもらえればと思います。歴史というのは勝者の面から書かれているという側面があり、敗者(日本)から見た側面は義務教育で習うことはありません。自身で大人になって義務教育以外のことを勉強しないと知り得ない部分があるのです。

たいていの義務教育で習っただけの日本人は、軍部が暴走して太平洋戦争を始めたという認識ではないでしょうか。しかし、実際にはそれより先にも第二次世界大戦前の日独伊三国を除く国から日本が外交的に国際社会から孤立を招いた失敗が要因としてあったという見方もあります。だから、国政を司る政治家がその失敗を噛み締め同じ過ちを繰り返さないようにと靖國神社に参拝するというのが筆者の理解です。

大東亜戦争とは

筆者はこれと指定しませんが、大東亜戦争という名で書かれた本、動画などでも勉強できるのではないかと思います。なお、太平洋戦争という名はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)側が付けた名です。これも日本史の教科書には書かれていません。

よく靖国神社を参拝して外国から批判される所以となるのがA級犯罪を合祀しているからです。しかし、靖国神社参拝は、戦時中に当の戦った国からは特に批判されず、むしろ戦っていない国の方から批判されるというのが特記すべき点です。アメリカが批判しないのは大国の余裕もあるかもしれませんが、互いに良く戦った相手だからこそ分かり合える点もあるのでしょう(戦争はない方が良いのは言うまでもありませんが)。批判される理由は歴史を学んでみればわかってくると思います。そうすると、色々、ニュースの見方も変わるでしょう。

ライター: 有峰行信

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