半導体エンジニアと英語

サラリーマン

理数系の人は英語が苦手ではないでしょうか。筆者も英語が苦手でしたが、半導体エンジニアも英語がそれなりに必要です。その点について少し紹介したいと思います。

半導体製造装置のマニュアル

日本メーカー製の半導体製造装置のマニュアルは、たいてい日本語のものがあります。なお、日本メーカーでも海外中心に販売しているところは英語しかなく日本語マニュアルがないところもあります。もちろん海外製の装置では、英語のマニュアルしかありません。

マニュアルを読み込まないと半導体製造装置を使いこなせませんから、それを扱う半導体エンジニアも少なくとも英語が読めないといけないということになります(社内で日本語の簡易マニュアルを作成して作業者に教えることはあり得ます)。

大学など、英語の論文を読むことがあるかと思いますが、それを読みこなせる程度の英語力があれば問題はないかと思います。

取引先が海外

取引先が海外の場合、英語が必須となります。少なくともメールのやり取りくらいは、英語でやり取りが必要になりますね。できない場合は英語ができる人にお願いすることになりますが、そういうやり取りができる人は出世も早いものです。読み書きはAI翻訳も出て来ていますので、昔に比べれば、英語力のハードルが下がっているかもしれません。なお、○○GPT等にやり取りを書き込むことは、取引先との情報が筒抜けになりますので、会社では禁止されているはずです。

こちらから製品販売する場合はスピーチの得意な営業職が担当すると思いますが、半導体エンジニアも海外製の半導体製造装置を買い付けを行う場合など、英語力が必要になることがあります。半導体装置の買付は技術が分かっている人も対応が必要ですのでエンジニアも関わることがあります。筆者も英語力がないのを痛感させられる場面がありました。

ネイティブで英語を話す人のリスニングは大変ですが、ネイティブが英語でない人のリスニングはさらに大変です。なお、日本人が話す英語はなぜか聞き取りやすいのですから不思議です。ネイティブが英語でない人の話し言葉はまるで母国語のトーンで英語を話すので、余計に聞き取りにくくなります。何語を話しているのか分からなくなるほどで、相当な慣れが必要でしょう。筆者は途中で挫折しましたが。

通訳係を付ける、AIで翻訳するなど対処方法もありますが、英語での商談は大変ですね。話す英語をいちいち日本語に翻訳していると、打ち合わせも2倍以上の時間がかかりますし、色々、妙な間が出てしまうこともあります。また、聞き違え、言い間違えなど誤って商談が進んでしまって困ることもありますので、間違ったことが言えない緊張感があります。

英語が苦手な日本人

日本人は英語が苦手な人が大半だと思います。中学、高校(+大学)と英語を6年間以上も学んでもできない人が多数いることからも明らかです。受験勉強向けの英語はあまり役に立たないという点もありますが、英語の得意な先生が英語の苦手な人の分からない点を考慮できない部分もあるのかと思います。

また、これが決定的だと思いますが、日本語と英語は最も遠い言語である点もあるかと思います。中国人や韓国人は英語を話せる人が多いのに、日本人は少ないのもそういう点があるようです。

中学、高校で6年間も英語を勉強したら、後は実際に話してみて訓練するしかないのかと思います。リスニングとスピーチは訓練でしか身につかないのでしょう。完全な文法や発音を気にし過ぎるより話し言葉、コミュニケーションの慣れの方が重要なのだろうと思います(英語を話せない筆者が言うのも何ですが。気付くのが遅すぎたと思う今日この頃です)。ほぼ、このあたりは学校教育で行われない部分ですので、日本人が英語話せないのもうなずける点です。

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ライター: 有峰行信

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