エンジニアと機密情報

半導体

最近、T社元従業員が機密情報漏洩を起こして実刑判決が出たと報道が出ていました。半導体装置エンジニア以外に半導体生産工場で働く半導体エンジニア(技術者)にも機密情報を他に漏らさないことが、入社後、退職後に求められるのが一般的となっています。筆者も、学生から社会人となって半導体関連企業に入社した際に、会社から秘密保持契約書にサインを求められた時はビックリしたものです。契約書にサインすらしたこともなかったのですから。社員のモラルだけに頼らず機密情報漏洩を防止するため、半導体企業も躍起になっているのにはそれなりに意味があります。また、今となってはどこの半導体生産工場でもそういうものです。

技術の塊である半導体デバイスの生産は機密情報に満ちたものになり、半導体企業にとっては技術が財産です。1年半すれば公開されるものの特許として守る技術もあれば、特許化せずに社内のノウハウとしてある社内秘として守る技術もあります。機密情報が漏れて、技術的に市場優位性を失うことは、それだけ半導体生産工場の収益性を失うことになりかねないのですから。出版している「半導体エンジニア日誌」にも、そのあたりのことやその経緯も少し触れています。半導体企業に就職をお考えの方は、是非ご一読頂き、半導体エンジニアについて知った上で業界に入って頂けると幸いです。(もちろん半導体技術そのものの機密情報は記載していません。私にも守秘義務がありますので)

半導体エンジニア日誌(実用本)
2026年4月8日 にamazon kindleより発売中。著作:有峰行信 概要半導体製品の生産、装置管理、開発、設計などの半導体エンジニア(技術者)における仕事の日常について、これから半導体分野に就職を希望する学生、中途採用転職者に向けて…

ライター: 有峰行信

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