サラリーマンのAIボイスレコーダーと議事録作成

サラリーマン

議事録当番

半導体エンジニア含めて、サラリーマンをしていると打ち合わせ、会議をする機会があります。中にはその議事録を当番制で回すことなどよくあることです。ホワイトボードに書き込んでいくものから、パソコンで文章、図表を議事録を残すものまであります。

大抵、議事録当番は若手が担当したりしますが、議事録には議事録の取り方にそれなりに技能が必要だったりします。会議で発言する人は議事録を取る人のことなど考えずに発言しますから、書くより話す方が速く、すべてを記録することはできません。発言者の話を聞いて、的確にまとめてから文章に起こすという必要があり、そこには技能が必要です。何回か議事録をやっていれば慣れてくるのかもしれませんが、会議の内容が分かる理解力も必要です。若手だと先輩達が話している内容をすべて理解することは難しいですが、議事録を取る上で内容の理解を務めるのが返って勉強になったりするかもしれません。

最近ではAIボイスレコーダーも出てきており、話した言葉をテキスト文字に起こしてくれたりします。では、AIボイスレコーダーなり、単なるボイスレコーダーで議事録は事足りるのかはまた別の問題があります。

AIボイスレコーダーは役に立つのか?

結論から言えば、AIボイスレコーダーで議事録を取ってもあまり意味を成しません。時々、話し言葉をテキスト文字に起こした際に、機械翻訳の都合で変な日本語になったりするかもしれませんが、そういう問題でもないのです。

さて、皆さん含めて、会議で話している人は、聞けば分かる言葉で話しているでしょうか? その会議に出席している人たちだけが分かる専門用語、あるいは言葉を省略、略語などで話さないでしょうか。つまり話し言葉は大抵その場だけ分かるような省略した言葉を使っていることがほとんどです。会話にもテンポがあります。また、会議に出席していても先輩には分かっても若手には分からない専門の話をしている場合もあります(今後、AIが発展してあらかじめ会議の話題を学習して、見事に要約できるようになったらできるかもしれませんが)。AIボイスレコーダーで文字起こししても、後から見ると何を言っているのか分からないということがよく起こることなのです。専門用語や略語も、流行廃りがあり、いつまでも通じる言葉でないものが社内ではよく飛び交うものです。数年後、数ヶ月後、この用語はどういう意味だっけなんていうことはよく起きます。

あるいは、「これは」、「それは」など、プロジェクターに映し出された図表を指して説明、議論している場合はどうでしょう。先ず、これはAIボイスレコーダーで文字起こししても後からそれを見て何を言っているのか分からず、議事録としての意味を成さないものになってしまいます。これにAIが対応するには「目」が必要になってしまいます。

議事録は、話し言葉、略語を書き言葉に変更し、議論している内容を補足する説明も必要となるのです。そこは、例えAIでも厳しいかなと思います。AIボイスレコーダーの文字起こしだけでも、議事録の役には立つかもしれませんが、それでもなにがしかの補足を人間がする必要があります。

ライター: 有峰行信

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