戦国浅井家三代の歴史小説。浅井三代の礎を築いた浅井亮政による北近江の国盗り物語。完結。
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著作:有峰行信
亮政編・後編 概要
守護の京極家の家督争いに端を発して、北近江守護代上坂家の圧政に堪えかねた国人衆らは反旗を翻す。近江国浅井郡丁野郷の小領主(国人)である亮政は、有力国人の浅見貞則を盟主として立てて、上坂家を倒し、守護(国主)の京極高清を近江から追放した。
その後、守護として高延、守護代に貞則という新体制が始まるも、やがて貞則も政治を専横するようになる。
貞則から心の離れた国人衆の支持を集めながら、亮政は小谷城を築城して戦の準備を整えると遂に貞則の打倒を目指す。亮政と貞則の戦いは、それぞれが奉じる主君を守護大名京極家における家督争いの様相を兼ねて、北近江の主導権争いへと発展する。
……そして、最大の宿敵となる南近江守護で大大名の六角定頼との戦いがやがて始まる。国力、外交力で優位に立つ定頼は援軍に越前朝倉勢を呼んで亮政を攻め立てる。小谷城を囲まれた浅井家は滅亡の危機を迎える。
圧倒的な兵力差のある定頼との戦いは、知謀には長ける亮政も終始劣勢を余儀なくされる。戦に敗れても諦めずに不屈の精神で困難を乗り越えて行った亮政はやがて戦国大名浅井家三代の礎を築いていく物語。亮政編<後編>完結。

目次
- 崩壊
- 小谷城
- 決起
- 復帰戦
- 内保合戦と箕浦合戦
- 小谷饗応
- 世継ぎ問題
- 守護の死
- 財政危機
主な登場人物
- 浅井亮政:本作の主人公。丁野郷国人の浅井惣領当主。新三郎。
- 浅井蔵屋:亮政の正室。隠居した浅井直政の娘。
- 浅井馨庵:亮政の側室。尼子氏出身。
- 浅井明政:蔵屋と亮政の長女である鶴千代の婿養子。田屋家出身。
- 浅井猿夜叉:亮政と馨庵の男子。後の新九郎久政。
- 浅井直政:浅井惣領家隠居。蔵屋の父。
- 浅井与一:下坂家出身。亮政の妹婿。
- 海北善右衛門尉:浅井家家臣。亮政の傅役。綱親の祖父。
- 海北綱親:浅井家家臣。浅井三将のひとり。善右衛門尉を継ぐ。
- 京極高清:元江北守護。近江追放後、尾張で牢人。
- 京極六郎高延(高広):高清の実子。
- 京極五郎高慶(高佳):京極材宗の子で、高清の養子。
- 浅見貞則:京極家執権で江北守護代。尾上城、山本山城城主。
- 赤尾教政:伊香郡赤尾の国人衆。清綱の父。亮政の母方の従兄。
- 赤尾清綱:浅井家家臣。教政の子。浅井三将のひとり。
- 雨森弥兵衛尉:伊香郡雨森の国人衆。
- 雨森清貞:浅井三将のひとり。弥兵衛尉を継ぐ
- 上坂信光:元京極家執権、元江北守護代。牢人。
- 六角定頼:江南の守護。居城は観音寺城。室町幕府の有力者。
- 進藤貞治:六角家家臣。両藤のひとり。外交担当の重臣。
- 蒲生定秀:六角家家臣。後の蒲生氏郷の祖父。
- 後藤高恒:六角家家臣。後の両藤のひとり後藤賢豊の一族。
- 長井新左衛門尉:元油屋。以前、松波庄五郎、西村勘九郎とも名乗る。
- 長井新九郎規秀:長井新左衛門尉の息子。後の斎藤利政。
- 朝倉宗滴:越前朝倉七代孝景の八男。教景。名将の呼び声が高い
- 朝倉孝景:越前守護。十代当主。幕府御供衆。
- 足利義晴:室町幕府第十二代将軍。
- 足利義維:晴元が擁立した堺の将軍。
- 細川高国:幕府管領(十二代)。義晴を十二代将軍に擁立。
- 細川晴元:澄元(九代管領)の子。阿波の大名。義維を擁立。
- 三好元長:細川晴元の軍権を掌握する重臣。長慶の父。
- 本願寺証如:一向衆の当主。蓮如の曾孫。






